KEIO UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF MEDIA DESIGN
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)は、現実社会の課題に向き合い、あるべき未来を想像しながら、人と人、人類と我々をとりまく環境とを新たな形で繋ぎ、未来の社会を切り拓く「メディアデザイン」の実践と、分野や国境の枠を超えて活躍できる「メディア・イノベーター」の育成をミッションとしています。
KMDでは、人の心身・生活空間や都市・社会制度・地球環境や情報環境など、多様な枠組みを、人と人、人と環境とをつなぐ「メディア」として捉え、人類が蓄積した「知」と新たな発想を組み合わせ、 既存の枠組みを書き換え、新たな世界観をデザインします。
何気ない疑問や違和感、夢を思い描く想像力、自分の中に芽生えた使命感、それらを起点に生まれた小さな行動が、世界で大きなうねりとなるとき、人々はそれを「未来」と呼ぶようになります。いまは荒唐無稽に思えることでも、未来の常識かもしれない。 その可能性を信じ、一人ひとりが未来への責任を果たす。 それが、私たちが考えるメディアデザインです。
KMDでは、社会との関わりの中で現実社会のリアルな課題に取り組む「リアルプロジェクト」を通じて、企業・行政・当事者など国内外のステークホルダーと関わり合いながら、互いの価値観を理解し、社会の中で行動し新しい価値を創造する力を身に着けます。
【REFLAME】現代の人類の生活習慣や社会の仕組みをその前提から問い直す
【MAKE】プロトタイピングを繰り返しながらアイディアを形にする
【DEPLOY】多様なステークホルダーと関わりながら実社会の現場で実践する
【IMPACT】生み出された人や社会の変化を観測し定量的・定性的に可視化する
多様な国籍、多彩なバックグラウンドを有するKMDの学生たちのコミュニティの中で、チームを組んでこれら一連のメディアデザインの実践を行うことで、急速かつ複雑に変化する現代社会の中で「メディア・イノベータ」として活躍できる行動力と変化を促す力を育成します。
KMDは、教育機関であると同時に、未来を創り出す研究機関です。
新たな発想を社会の変革につなげるためには、プロダクトやサービスを生み出すデザインとテクノロジーの融合、新たなビジネスやエコシステムを創出するマネジメント、そしてそれらを未来の社会に実装するポリシー(政策)の実践が必要となります。
これを実現するため、KMDは従来の学問分野の境界を超越し、大学のキャンパスの外に出て、企業やスタートアップ、行政や市民など様々なステークホルダーとともにアイデアを出し合いながら、新たなフレームワークやコンセプトを創り出すことを通じて、人の身体や心、ライフスタイルや学び方・働き方、地域の社会制度から国際政策や地球環境とのサスティナブルな共生に至るまで、あらゆるスケールの事象を対象として実践的な研究活動を行います。
日本を起点に世界と協働しイノベーションの力で未来の人類社会を創造する、これがKMDの研究のミッションです。
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