グローバルワークショップ

高校生のグローバル意識を育てる

富士見丘高等学校 × KMD「グローバルワークショップ」

グローバル化が加速するなか、日本においても中等教育の段階から国際意識を持った人材育成が急務となっています。 富士見丘高等学校(文部科学省スーパーグローバルハイスクール指定校)では、2014年にサスティナビリティ(持続可能性)をテーマに生徒のグローバルな視野を育むカリキュラムを新設。2015年からは高校1年生が履修する科目「サスティナビリティ基礎」においてKMD大川恵子教授が指揮を執る「グローバルエデュケーションプロジェクト」と連携したプログラムを組み込んでいます。 これはワークショップ形式で環境や国際社会の状況を取り上げ、自ら問題を提起し解決策を導き出すというもの。1つのテーマで4回、年間2つのテーマ(計8回)に取り組みます。 「明確な答えのない現代社会の中で、皆と話をしながら問題そのものや解決策をいかにして見つけていくか。コミュニケーション、コラボレーション、クリティカルシンキングといったスキルを身につけながらリアルなテーマに向き合ってもらっています」(大川教授)。 ワークショップでは、まずゲーム形式でコミュニケーションについて学んだ後、「日本の菓子を海外向けにローカライズして販売する」といった具体的な課題に取り組みます。その際、タブレット端末でのリサーチやプレゼン用のムービー制作、海外の高校生とのビデオチャットなどデジタルツールを駆使することも大切なポイント。やり取りは英語が中心です。「ワークショップ関連がきっかけとなり、2年生以降もサスティナビリティの授業を選択したり、英語に力を注ぐ生徒が増えています」と同校の大島規男参事は手応えを感じています。 KMD生は、課題の考案やデジタルツールの選定のほか、ファシリテーターとして実際に教室に入って高校生をサポートします。「教育に興味を持っている人が集まります。次世代を担う子供たちに貢献できることに喜びを感じているようです」と大川教授。日本の学校という実際のフィールドでコラボレーションするなかで、各自のテーマを研究できるのが本プロジェクトのメリットです。
(本記事は2017年3月に作成されました。)

リアルタイムチャットでアジア圏の高校生 との質疑応答も実施する。

KMD生との英語でのやり取りも、回数を重ねるうちにスムーズになっていく。

ワークショップの最終回には発表会を実施し、高校生が自分の制作物についてプレゼンする。

2015年は「グローバル社会」と「グローバル環境」をテーマに取り組んだ。

富士見丘中学高等学校 参事・SGH責任者 大島規男氏