メディアデザイン研究科 修士課程概要
KMDでは実践的な活動を通して創造社会に寄与すると同時に、学術的な貢献を追求しながらクリエイティブなリーダーを育成しています。
KMDに入学した全ての学生は、入学後クラッシュコースと呼ばれる合宿に参加して、これまでの先入観を取り除くと同時に、「KMDカルチャー」を共有しはじめます。また実践的かつ広範囲にわたる講義を通し
て、KMD独自の教育手法によるメディア・イノベータとしての基礎力を身につけていきます。さらに、本研究科で最も大切なことはリアルプロジェクトへの参加です。リアルプロジェクトは産官学共同プロジェクト
であり、個々人の能力を超えたコラボレーションによる活動が中心となります。学生はリアルプロジェクトへの深いコミットメントを通して、メディア・イノベータの能力を獲得していきます。
入学直後に集中的に行われる必修科目の授業は、4月入学の場合は日本語、9月入学の場合は英語で実施されます。したがって、入学生はそれぞれ日本語、英語による授業を受講する語学力が必要になりますので、入学時期を選択する際にはご注意ください。
* 共通基盤科目は、春学期に日本語で、秋学期に英語で開講されます。

クラッシュコース

入学したばかりの修士1年生と博士1年生にとって参加必修の合宿型ワークショップ。ものづくりからディスカッションにいたるまで、既成概念を壊し、新しい世界を見るための通過儀礼でもあります。
プレナリーミーティング

学期ごとに行われる成果発表会。各プロジェクトがどのような取り組みをし、成果を出したのかをプレゼンテーションする機会です。KMDにおいて知的議論と共有の場として重要な役割を果たしてします。発表は日本語あるいは英語で行われますが、日本語のわからない学生のために英語による同時通訳が提供されます。
最終発表会(修士課程)

修了時要件となる論文の最終発表会。「仮説を含んだリアルプロジェクトの報告書」をKMDでは論文として認めているため、リアルプロジェクトを通じて得たノウハウをプレゼンテーションで詳細に報告することも重要となります。
イノベーションパイプライン

多様な講義からKMDで必要なリテラシーを修得します。また、ワークショップを通した実践的なスキル習得を行うとともに、 チームコラボレーションを通したイノベーション・プロトタイプ制作に取り組みます。
メディアデザイン研究

リアルプロジェクトの活動内容を学術的な貢献として修士論文にまとめるために、学術論文の指導を受けます。
理論・戦略科目

先端的な研究に関連する科目を履修します。講義、ディスカッション、ワークショップで構成される科目が用意されています。