サービスデザインシンポジウム 開催報告
2019.03.12
2019年3月4日(月)に三田キャンパス(東京都港区)にて、大学院メディアデザイン研究科(以下、KMD)は「サービスデザインシンポジウム2019」を開催しました。このシンポジウムでは、経済産業省「産学連携サービス経営人材育成事業」に採択された結果誕生した【サービスデザインコース】の成果報告も兼ねました。コース内で習得できる複数の能力のうち、ウェルビーイング観・情報基盤設計能力・イノベーションマーケティング能力・サービスデザインエンジニアリング能力にまつわる議論を実施しました。
基調講演として、文学部教授の巽孝之より英米文学からみる産業社会とその構造について紹介がありました。また、SFC研究所上席所員の斉藤賢爾より贈与経済とウェルビーイング社会について、拓殖大学商学部の田嶋規雄教授よりイノベーションを支援するマーケティングについて、そしてKMD特任講師の竹居直哉より農家の相棒アグビーのサービス化を目指した諸活動について、それぞれが講じました。最後に、彼ら3名をパネリストに迎えて、サービスデザインでつくり未来についてパネルディスカッションを実施しました。
当日の50名程度の来場者からは、自身の産業においてどのようにサービスデザインを実施していくべきかなどの質問を頂戴することができ、今後の活動の方向性や展望について考える機会をいただくことができました。まもなく1期生が修了するサービスデザインコースの内容についてはこちらから。
基調講演「『白鯨』と産業社会〜メルヴィル生誕200周年」
講演「贈与経済とウェルビーイング」
パネルディスカッションの様子
シンポジウム開催のプレスリリースはこちら